私たち夫婦は白馬の雄大な自然に惹かれて2019年に白馬へ移住しました。
移住前は東京でそれぞれ教育と医療関係の仕事をしていましたが、幾度となく白馬を訪れ、登山、クロスカントリースキー、サイクリング、マウンテンバイクなどを楽しみ、生活への活力を得ていました。
ヨシカズは学生時代を松本で過ごし、その頃からアルプスや北海道の山々を縦走するなど、長い登山経験があります。また、料理好きで、料理学校に通って旬の食材を活かした調理法、サービスを学んできました。
ヨーコは、学生時代に薬学を学んだことから薬膳についての知見があり、それをハーブや野菜料理などに活かすことができます。
カフェ開業にあたっては、夫婦ともに日本バリスタ協会でインストラクターをされている先生から個人指導を受け、コーヒー全般にわたる知識と共に、エスプレッソマシンの管理・調整からエスプレッソ、カフェラテなどを抽出・提供するための技術を会得しました。
そして私たちは以下の3つのことを皆さまにお届けしたいと思い、「アンドマウンテン」をスタートしました。
「アンドマウンテン」が皆さまの白馬での憩いの場所となれば嬉しく思います。

“白馬の雄大な自然を
感じてほしい”

クルマでは佐野坂や美麻トンネルを抜けた時、鉄道なら白馬駅に降り立った時に目の前に広がる北アルプスやスキー場の景色はとても雄大で、他では見ることができない素晴らしい景色です。私たちは多くの方にこの景色を存分に味わってほしいと考えています。白馬村は日本有数の豪雪地帯であり、北や西の山々から吹き降ろす風が非常に強いので、部屋の窓は小さく建物は堅牢な造りになっています。そのため、いったん建物に入ってしまうとせっかくの山岳景色を楽しむ機会が少なく、風や雪を感じることもなくなってしまいます。
アンドマウンテンでは白馬で長年建築に携わって来られた経験と、断熱と耐雪に関する新しい技術を持つ株式会社守破離に依頼し、厳しい自然の中でも建物に居ながらにして自然を感じられるカフェとキャビンを建てました。

“人と人とが
繋がる場所にしたい”

私たちは、地元の人と訪れた人、生産する人とそれを享受する人などいろいろな人と人とをつなげ、学びや仕事の応援ができればと考えています。その中で特に大切にしているのが「持続的な社会につながること」への取り組みです。
アンドマウンテンの建物は、比較的輸送費がかからず、修繕時にも材料が手に入りやすい地元大北の木材を使っています。家具作製には地元木材の特徴を知り尽くした木曽の職人が携わり、食事や飲み物もできるだけ地元の素材を使っています。
カフェやキャビンへ訪れた方には、そうして集められたモノをきっかけに地元の作り手とつながり、白馬や信州に興味を持っていただけたらと考えています。このサイトで作り手をご紹介させていただくことをきっかけに、オンラインでのコミュニケーションや直接訪ねていただくなど繋がりを広げていただけたら嬉しく思います。将来は広く地元の作り手を応援できる「アンドマウンテン」として発展させたいと思っています。

“エネルギーを
チャージしてほしい”

白馬村で過ごしていると静かでゆったりとした時間の流れを感じます。
白馬は、忙しい生活で見失いがちなことや、アウトプットのし過ぎで疲れてしまった頭と身体にエネルギーを充電するのに良い場所です。四季を通じてのアクティビティはもとより、鳥の声を聞きながら散歩をしたり、ゆっくり温泉に入る。あるいは何もしないでくつろぐ時間を持つ。白馬では自分を見つめ直す時間をたくさん持つことができると思います。
遠くに雪形の浮かんだ五竜岳や白馬岳があり、近くに目を移すと八方尾根や岩岳スキー場のボーダーやスキーヤーの姿がすぐそこに見える。そんな景色を見ながらゆったりと過ごしていただけたらと思います。